インスタグラムでショート動画を専用にアップできる、リール投稿。

アカウントへの誘導や、エンゲージメント数アップなど、様々な効果が期待できる大注目な機能です。

今回はインスタグラムのリール投稿について、概要や投稿の方法、メリットやデメリットなどを詳しく解説します。

インスタグラムのリールとは?

インスタグラムのリールとは、インスタグラムでの一つの投稿方法。

基本的にショート動画を専門的にアップすることが可能です。

動画をリールとして投稿することで、より多くのユーザーに投稿を見てもらえるなどのメリットがあります。

それでは、具体的にリールとはどのような機能なのでしょうか?

インスタグラムの動画の投稿

リールとは、15秒〜90秒までのショート動画専用の投稿方法です。

インスタグラムにはフィード投稿、ストーリー、インスタライブと様々な投稿方法がありますが、リールとの違いは以下の通りです。

表示される場所公開される時間投稿素材
リール・タイムライン
・プロフィールページ
・リールメニュー
・検索タブ
無期限ショート動画
(90秒まで)
フィード投稿・タイムライン
・プロフィールページ
・検索タブ
無制限・写真
・動画(15分まで)
ストーリー・タイムライン
・プロフィールページ(ハイライト設定時)
24時間
(ハイライト設定時:無制限)
・写真
・動画(15秒まで)
インスタライブタイムライン
(アーカイブに設定時:プロフィールページ)
配信中のみ(アーカイブ設定時:無制限)動画

フィード投稿は、インスタグラムの一般的な投稿方法です。

表示される画面はタイムライン、プロフィールページ、発見タブとほとんど同じですが、リールはリールメニューにも表示される仕組み。

またフィード投稿でも動画を投稿できるものの、動画の尺は最大15分。

ショート動画であればリール、動画の尺が90秒を越える場合はフィード投稿への投稿がおすすめです。

ストーリーとリールは、公開される時間やアップできる動画の長さに違いがあります。

ストーリーは24時間限定で公開される投稿方法で、リールは投稿者が非表示にしたり削除したりしない限り表示され続けます。

また90秒までの動画をアップできるリールに対し、ストーリーの動画では15秒まで。

もし15秒以上の動画を投稿したい場合は、15秒ごとに自動分割されてアップされる仕組みです。

インスタライブは、インスタグラムでのライブ配信機能。

最大4時間までの動画を配信することができますが、配信する動画はライブ映像のものに限られるので注意しましょう。

そのほか、インスタグラムのリールの特徴は以下の通りです。

  • フルスクリーンのサイズでの動画投稿
  • テキスト、スタンプなどの編集ができる
  • BGMやフィルターなどの加工が可能
  • リールメニューでフォロワー以外にも見てもらえる

リールの動画は、スマートフォンのフルスクリーンで表示されます。

画面いっぱいに再生されるため、インパクトのある動画を届けることができるでしょう。

サイズに拘らずに動画を投稿できるのも、嬉しいポイントです。

またテキスト、スタンプなどの編集ができるのも、リールの特徴。

テキストはフォント、色、サイズなどを自由に選ぶことができます。

スタンプには豊富な種類があり、感情やアイテムのキーワードを入力するだけでぴったりなスタンプを見つけることが可能です。

さらに動画にはBGMをつけたり、ARフィルター加工をしたりすることができます。

ARフィルターとはバーチャル加工のことで、顔に合わせて動物の耳をつけたり、目をキラキラさせたり、変形させたりすることが可能です。

リールの加工や編集はすべて無料で行えるので、課金せずに様々な加工・編集をすることができます。

またインスタグラムには、リール投稿だけを閲覧できるリールメニューがあります。

リールメニューでは、自分がフォローしたアカウントの投稿だけではなく、フォローしていないユーザーのリール投稿も表示されます。

そのため、リール投稿を行うことでフォロワー以外のユーザーにも投稿を見てもらう機会が増えます。

フォロワーの新規獲得も期待できるのも、リール投稿の魅力です。

インスタグラムのリールと他の機能やSNSとの違い

インスタグラムのリールと、他の機能の違いにはどのような違いがあるのでしょうか?

また、他のSNSの動画投稿とリールはどのような点が異なるのでしょうか?

リールと類似しているインスタグラムの機能や、SNSは以下の通りです。

  • ストーリー
  • TikTok
  • YouTubeショート

それぞれの機能やSNSの違いについて、詳しく解説します。

ストーリーとの違い

ストーリーとは、インスタグラムの一つの投稿方法です。

24時間限定で公開される投稿で、タイムラインの上部にあるストーリーズトレイに表示されます。

投稿から24時間が経過すると、自動的にアーカイブに移動し非公開になる仕組み。

アーカイブとは、自分しか見られない、非表示にした自分の投稿が一覧で表示される機能です。

基本的に24時間限定で公開されるストーリーですが、ハイライトに設定することでいつでも閲覧できるようになります。

ハイライトは過去に投稿した、もしくは投稿中のストーリーから設定できます。

ハイライトに設定されたストーリーは、プロフィールページに以下のように表示されます。

重要なストーリーであればハイライトに設定することで、プロフィールページを訪れたユーザーがいつでもチェックすることができます。

そんなストーリーとリールには、いくつかの共通点と相違点があります。

共通点相違点
・動画が投稿できる
・豊富な加工や編集ができる
・フルスクリーンでの再生
・動画の尺
※ストーリー最大15秒リール15秒〜90秒
・利用できるスタンプの種類
・動画の公開期間

ストーリーやリールは、インスタグラムで動画を投稿ができる機能です。

しかしストーリーとは動画の尺に関して違いがあります。

ストーリーは最大15秒の動画を投稿でき、15秒を超える動画は自動的に15秒ごとに分割されます。

一方、リールでは15秒〜90秒までの動画に対応しているので、ストーリーでは収まらない長い動画を投稿したい際におすすめです。

またストーリーとリールの投稿画面は類似しており、基本的に加工や編集の方法は同じです。

ストーリーとリールで利用できる、フィルターやスタンプ、テキスト、BGMは同様。

基本的にリールで利用できる機能は、ストーリーでも利用することができます。

しかし利用できるスタンプには、いくつかの違いがあるので注意しましょう。

ストーリーで利用できるアンケートスタンプや質問スタンプなどは、リールでは利用できません。

フォロワーと交流するためのスタンプを利用したいのであれば、ストーリーを利用しましょう。

またリールとストーリーはフルスクリーンでの再生ができる点は、同じです。

しかしリールは投稿者が非公開にしたり削除したりしない限り表示され続けますが、ストーリーは投稿後24時間が経過すると自動的にアーカイブに移動します。

TikTokとの違い

TikTokは、ショート動画の投稿を専門としたSNSです。

2016年にサービスを開始し、10代〜20代の若年層に絶大な人気を誇っています。

インスタグラムでは動画の他に写真を投稿することができますが、TikTokは動画専門。

動画以外のものは投稿できない点が、TikTokの特徴です。

TikTokとリールの共通点や相違点を以下にまとめました。

共通点相違点
・ショート動画を投稿できる
・豊富な加工や編集が可能
・動画の尺
・コラボ機能の有無
・表示される場所を選択可能か

ショート動画を投稿できる点と、豊富な加工や編集が行える点では、TikTokとリールは類似しています。

また、TikTokにはユーザーの興味関心の高いジャンルの動画を優先的に表示してくれる、おすすめ機能があります。

そのため、フォローをしてないユーザーの動画も気軽に閲覧することが可能です。

リールでも、リールメニューを開くとフォローをしていないユーザーのリール投稿を見ることができます。

インスタグラムが興味のあるジャンルの動画を選択して表示してくれる点も、TikTokと同様です。

リールとTikTokは、投稿することで新規フォロワーの獲得やアカウントの認知にも繋がる点も似ていると言えるでしょう。

しかし、「動画の尺」「コラボ機能の有無」「表示される場所の選択」の点では違いがあります

TikTokで投稿できる動画の長さは15秒〜3分、リールは15秒〜90秒です。

最低時間は15秒で同じであるものの、最大時間はTikTokの方が長くリールの方が短くなっています。

またTikTokには他のアカウントとコラボできる機能がありますが、リールにはコラボ機能はありません。

そのため、トレンドの動画を真似してバズる可能性は、TikTokの方が十分にあると言えるでしょう。

さらにリールは、タイムライン、発見タブ、リールメニュー、プロフィールページなど、表示される場所が数多くあり、投稿をする前に表示する場所を選ぶことができます。

しかしTikTokでは、動画が表示される場所は基本的に「おすすめ」の欄のみで、表示される場所を選ぶことができます。

インスタグラムでは、写真投稿の一つとして動画での投稿がありますが、TikTokでは動画での投稿がメインのSNSです。

もし多くの人々に動画を見てもらいたいのであれば、インスタグラムよりもTikTokの方がライバルが多いと言えるでしょう。

YouTubeショートとの違い

YouTubeショートとは、YouTubeの中にあるショート動画のみを投稿できる機能です。

YouTubeは動画や音楽を誰でも投稿できる、動画共有のプラットフォーム。

YouTubeショートは、YouTubeの中に設置された一つの投稿方法のことを指します。

基本的に長尺の動画を投稿するのが通常のYouTubeですが、YouTubeショートでは60秒以内のショート動画を専門的に投稿することができます。

YouTubeでは横長のサイズで動画が再生されるのに対し、YouTubeショートはスマートフォンで閲覧されることを前提としているので縦長サイズが基本的。

YouTubeでの動画の再生は基本的に気になる動画をタップすることで行えますが、YouTubeショートでは一度動画を開いたら横にスクロールするだけで次の動画を閲覧することができます。

そんなYouTubeショートとリールの共通点や相違点は、以下の通りです。

共通点相違点
・フルスクリーン
・編集をスマートフォンアプリで行える
・メインコンテンツへの誘導として利用できる
動画の尺

YouTubeショートは、上記で紹介したストーリーとTikTokと比べて、多くの共通点があります。

フルスクリーンでの動画を投稿できる点、編集も同じアプリ内で行える点などはリールと類似しています。

またアプリ内で他にメインコンテンツがあり、YouTubeショートやリールは誘導するために使われることが多いという点でも同様です。

YouTubeショートとはYouTubeのメイン動画やチャンネルに興味を持ってもらったり、認知度を上げたりする手段として利用されます。

またリールも、インスタグラムのプロフィールページへのアクセスや、フィード投稿への「いいね」に繋げるために効果的な投稿です。

あくまでも重要なのは、チャンネル登録やフォローに繋げること。

メインとして利用されることはほとんどない、という点はYouTubeショートとリールの共通点であると言えます。

相違点としては、動画の尺が挙げられます。

YouTubeショートは最大で60秒まで、リールは最低15秒〜最大90秒まで投稿可能です。

インスタグラムのリールのメリット

インスタグラムでは写真への投稿がメインです。

それでは、そもそもリールに力を入れる必要はあるのでしょうか?

インスタグラムのリールには、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか?

リールをアップすることのメリットは、以下の通りです。

  • フォロワー増加
  • 認知度アップ
  • イメージ浸透

それぞれのメリットを詳しく解説します。

フォロワー増加

まず挙げられるのは、インスタグラムのアカウントのフォロワーが増加することです。

リール投稿をきっかけにして、新規ユーザーがプロフィールページを訪れてくれるきっかけに繋がります。

リール投稿は、リールメニューから見ることができますが、リールメニューに表示される投稿はおすすめ順です。

アカウントをフォローしている・していないに関わらず、インスタグラムに興味があると判断された投稿が優先的に表示されます。

そのため、フォローをしていなくてもリール投稿からプロフィールページを訪れてくれるきっかけになります。

プロフィールページを訪れた際に、投稿内容が相手の興味のある内容であったらフォロワーになってくれる可能性があります。

またフォロワーになってくれなくても、投稿に「いいね」を押してくれたり、保存をしてくれたり、閲覧をしてくれたりして、エンゲージメント数やリーチ数、インプレッション数の増加にも繋がります。

エンゲージメント数、リーチ数、インプレッション数については、以下の通りです。

エンゲージメント「いいね」やコメント、保存された数
リーチ投稿が表示された回数
インプレッション投稿を閲覧したユーザーの数

エンゲージメント、リーチ、インプレッション数が多く集まれば集まるほど、さらなるフォロワー増加が期待できます

上記の3つの数値が多ければ多いほどインスタグラムから「価値の高い投稿」と評価されます。

インスタグラムに評価されることで、発見タブやおすすめ投稿に優先的に表示されるようになります。

フォロワー以外のユーザーに積極的に表示されることによって、新規フォロワーの獲得に期待できるでしょう。

インスタグラムでフォロワーを獲得するには、まずプロフィールページを訪れてもらうことが大切です。

リール投稿をきっかけにして、プロフィールページへの誘導を促すことができます。

認知度アップ

リール投稿からアカウントの認知度アップが期待できます。

特にブランドアカウントを運用していたり、お店やネットサイトを宣伝したりするアカウントであれば重要な要素です。

ユーザーの目に触れる機会を増やすことで、名前を覚えてもらえたり、アカウントの存在を認知してもらったりするだけでかなり違います

何度もユーザーの目に触れると「自分に有益なアカウントかも」と思いやすくなり、プロフィールページの訪問や新規フォロワーの獲得に繋がります。

また認知してもらうことによって、売り上げや集客にも効果があります。

知っているブランドだったり、よく見るアカウントであったりするからこそ、ユーザーも親しみやすくなります。

ユーザーが安心してサービスを利用するきっかけにもつながるので、認知度をアップしていることはビジネスにおいて重要です。

リール投稿によって、フォロワー以外のユーザーにも投稿が表示されるようになるので、認知度アップのきっかけにもなります。

リール投稿は、フィード投稿やストーリーより多くのユーザーに届きやすいため、認知度アップがさらに期待できるでしょう。

イメージの浸透

イメージを浸透することができるのも、リール投稿の大きなメリットです。

リール投稿がきっかけにして、ブランドやお店、イベントのイメージをユーザーに浸透させることができます。

新規フォロワーの獲得や認知度アップは、フォロワー数やエンゲージメント・リーチ・インプレッション数、売り上げや集客などで確認することができます。

しかしイメージの浸透はなかなか難しく、ユーザーの印象に残るような魅力的でインパクトのある魅せ方やセンスが必要になります。

もしくは長期的に何度もユーザーの目に触れさせることで、イメージを浸透させるかのどちらかになります。

ユーザーの印象に残るような投稿をするには、画像や写真での投稿では限界があるのも事実です。

しかしリール投稿であれば、フルスクリーンでの投稿が可能。

また動画専用の投稿なので、写真では伝わりにくい空気感や雰囲気も伝わりやすくなります

動画の尺も15秒〜90秒で、短すぎず長すぎないためユーザーに閲覧する労力を要することなく見てもらうことができます。

またリール投稿は、フォローをしていないユーザーにも投稿が届きやすいので、何度もユーザーの目につく機会を増やすことも可能です。

そのため、リール投稿は「写真よりブランドのイメージを使えやすい」「フォロワー以外のユーザーにも目につきやすい」という点から、イメージを浸透させやすいというメリットがあります。

インスタグラムのリールを投稿する方法

インスタグラムのリール投稿に関して、特徴やメリットを紹介しました。

しかし、インスタグラムのリールを投稿するにはどのような手順を踏めばいいのでしょうか?

インスタグラムのリール投稿をするための手順を紹介します。

まずインスタグラムを開き、右下のアイコンをタップします。

右上の「+」マークを選択します。

「リール」を選びます。

真ん中のシャッターボタンを押せば、撮影が行えます。

右側のボタンは加工や編集ボタンです。シャッターボタンを左右にスクロールすることで、フィルターを設定可能です。

すでに撮影した動画を選択したいのであれば、左下のライブラリをタップして選択しましょう。

またインスタグラムを開いた際の、中央、下部の「+」マークからでもリール投稿を行えます。

リール撮影画面の加工・編集ボタンの内容は以下の通りです。

1.音源リールに音楽を追加したい場合にBGMを選択
2.エフェクトカメラのフィルターを選ぶことができる
3.お題他のユーザーの出したお題に沿って動画を撮ることが可能
4.長さ動画の長さを15秒・30秒・60秒・90秒のどれかに決める
5.速度動画をスローモーションや倍速にする
6.レイアウト動画の画面を何分割かにできる
7.タイマーこれから撮影する動画にタイマーを設定できる
8.デュアル背面と前面の両方のカメラで撮影
9.ジェスチャーコントロール手を上げ下げすることで撮影スタート・終了をコントロールできる

編集や加工には、撮影前に設定できるものや撮影後に追加できるものがあります。

撮影してから物足りない場合に加工や編集を行うことや、加工や編集を生かすために撮影することも可能です。

また「デュアル」と「ジェスチャーコントロール」は、最近追加された機能です。

「デュアル」は、外側のカメラ、内側のカメラ、両方のカメラを使って撮影ができます。

「ジェスチャーコントロール」は手を上げ下げすることで撮影のスタートや終了を指示できるので、シャッターボタンを押せない際に便利です。

インスタグラムのリールを成功させるコツ

インスタグラムのリール投稿には、フォロワーの増加、認知度アップ、イメージ浸透のメリットがあります。

しかしインスタグラムのリールを成功させるには、いくつかのコツがあります。

リールを成功させるためのコツは、以下の通りです。

  • 人気のBGMを使う
  • テンポを意識する
  • 最初の1秒〜3秒で惹きつける
  • リールの投稿をフィード投稿でもアピール
  • インスタグラム公式のアドバイスをチェック
  • ゴールデンタイムに投稿する
  • ハッシュタグをつける

それぞれのコツについて、詳しく解説します。

人気のBGMを使う

リール投稿には、好きなようにBGMをつけることができます。

BGMは、リール編集画面から簡単に挿入することができ、インスタグラムで利用できるBGMはすべて無料です。

課金をすることなく気軽に利用することができるため、BGMを活用するようにしましょう。

リール投稿のBGMには動画を飾り付けるだけではなく、トレンドがある点を理解することが大切です。

リールを閲覧する際には「よく聞く」と感じるBGMを見つけることができます。

リールを投稿する際には、よく聞くBGMをつけて投稿するのがおすすめです。

トレンドのBGMを利用することによって、より多くのユーザーが興味を持ってくれるように。

動画を最後まで見てもらえる可能性も高まるので、再生回数を伸ばすこともできるでしょう。

テンポを意識する

リール投稿を成功させるためには、動画を最後まで見てもらう必要があります。

そのためには、ユーザーを飽きさせないための工夫は必要不可欠です。

まずは動画のテンポを意識して、撮影したり編集をしたりするようにしましょう。

不必要に長尺なものや、だらだらとした動画のものは、伸びないので自分の動画がテンポの良いかどうかを意識することはとても大切です

無駄な場面や間は容赦無くカットするようにしましょう。

またBGMに合わせて動画を作ったり、できるだけ短くまとめたりするのも効果的です。

さらにリール投稿には、スローモーションにしたり倍速にしたりする加工や編集ができます。

注目をして見せたい場面をスローモーションにして、そこまで重要ではない場面を倍速にするなどのメリハリをつけることも成功させるためのコツです。

最初の1秒〜3秒で惹きつける

リール投稿で再生回数を伸ばす秘訣としては「最初の1秒〜3秒が勝負」と言われています。

これはリール投稿だけではなく、全てのショート動画をバズらせるための秘訣として知られていることでもあります。

ショート動画は、短いからこそ最後まで見てもらいやすい、ということはなく、最初の数秒でユーザーは「最後まで見るかどうか」を決めていると言われています

特にリール投稿は、上下にスライドするだけで次のショート動画に簡単に移行することができます。

一旦動画を閉じて別の動画を選択する、という動作は必要なく、すぐに別の動画を再生できるので動画を見るスパンが短いのが特徴です。

そのため、最初の印象が悪いとすぐにスワイプして次の動画に移動されてしまいます。

最初の1秒〜3秒の間に、ユーザーを引きつける何かがある動画が人気です。

インパクトのある映像、続きが気になる展開などを盛り込むとユーザーが最後まで見てもらえる可能性が高まるでしょう。

リールの投稿をフィード投稿でもアピール

リール投稿は、リールメニューやプロフィールページに表示されるだけではなく、タイムラインや発見タブにも表示されます。

リールを投稿する際には、他の投稿でもアップされるように設定して、投稿をアピールしましょう

リール投稿をフィード投稿としてタイムラインに表示するには、編集画面で設定することができます。

フィード投稿として表示させる際には、カバー画像にこだわることも重要です。

カバー画像がユーザーの興味を引くものではなければ、せっかくフィード投稿を見てもらえても肝心の動画を見てもらえない可能性があります。

動画の最もインパクトのある場面や、ユーザーを引きつけられる場面をカバー画像に設定することで、さらに多くの方に見てもらえることができます。

インスタグラム公式のアドバイスをチェック

インスタグラムは、常にアップデートを行っています。

そのため、リールの内容が急に変更になることがあります。

また、インスタグラムで優先的に投稿が表示されるかどうかは、インスタグラムから明かされていません。

リールの投稿がより多くのユーザーに表示されるかどうかのポイントは、様々な試行錯誤を行い推測するしかないのが現実です。

そのため、インスタグラムの公式のアドバイスをチェックして参考にするようにしましょう。

インスタグラム公式でリールを投稿する上でのアドバイスを参考にすることで、効率よくリールが表示されるようになるでしょう

ゴールデンタイムに投稿する

インスタグラムには、利用するユーザーが増える「ゴールデンタイム」があります。

ゴールデンタイムに投稿をすることで、より多くのユーザーに閲覧してもらえるチャンスが増えるでしょう。

インスタグラムのゴールデンタイムは、主に以下の3つの時間帯です。

  • 朝:7:00〜8:00
  • 昼:12:00〜13:00
  • 夜:20:00〜22:00

通勤・通学時間や、帰宅してから就寝するまでの時間帯がゴールデンタイムです。

多くの人がインスタグラムを利用する時間帯を狙って投稿するだけで、インプレッション・リーチ・エンゲージメント数が期待できるでしょう。

また休日の15:00〜17:00も、ユーザーのアクティビティーが活発になる時間帯です。

もしゴールデンタイムに投稿ができないのであれば、予約投稿を利用するのも一つの手。

しかし予約投稿はインスタグラムにない機能なので、他のツールを利用して行うようにしましょう。

ハッシュタグをつける

リールには、フィード投稿と同様にハッシュタグをつけて投稿することができます。

ハッシュタグとは、投稿のキーワードをタグ付けすることができる機能です。

「#」とキーワードをつけて投稿するだけでタグ付けが完了し、気になるハッシュタグをタップすると同様のハッシュタグがついた他の投稿をチェックすることができます。

キーワードは、ユーザーが検索をする際に便利に作用する機能です。

興味や関心の強いキーワードのハッシュタグから検索することで、同ジャンルの他の投稿をチェックできます。

そのため、よりピンポイントで投稿を検索することができ、欲しい情報を効率的に収集することが可能です。

投稿にハッシュタグをつけることは、投稿するジャンルに興味関心の高い熱心なユーザーの獲得に繋がります

リール投稿でさえも積極的にハッシュタグをつけることで、より多くのユーザーに見てもらえることが可能です。

インスタグラムのリールの注意点

インスタグラムのリールを投稿するのであれば、注意点に留意して行う必要があります。

リールの注意点とは「活用するべきポイント」「活用しなくていいポイント」を意識して、リールを作成することです。

それでは、リールの活用するポイントと活用しなくていいポイントとはどのようなものなのでしょうか?

それぞれのポイントを詳しく解説します。

活用するポイント

インスタグラムのリールで活用するポイントは、以下の通りです。

  • クリエイティブツールを利用した動画
  • フルスクリーンであり縦画面の動画

インスタグラムのリールには「豊富な加工・編集」「フルスクリーン」という2点が魅力です。

一方、インスタグラムのリールの魅力を活かしきれていない動画はリールで人気を獲得できないので注意しましょう。

クリエイティブツールとは、フィルターやテキスト、エフェクトのこと。

リールの編集画面で、リールならではの編集を行った動画がインスタグラムでは人気を集めます。

積極的にクリエイティブツールを利用することで、インスタグラムでも注目を集めることができるでしょう。

またリールはフルスクリーンであることで、インパクトが大きく印象が残りやすい点が大きなメリットです。

サイズが小さかったり、横画面だったりする動画はユーザーのニーズに合っていないので、おすすめではありません。

活用しなくていいポイント

インスタグラムのリールで活用しなくていいポイントは、以下の通りです。

  • 解明度の低い動画
  • 他のSNSから引用された動画
  • テキストが多い動画
  • 周囲に枠線の入った動画

上記のポイントに該当している動画は、リールには向いていないので投稿するのはおすすめしません。

まず解明度の低い動画とは、ピントが合っていない・ぼやけているなどの動画が該当します。

またロゴが明らかに入っているなど、他のSNSから引用された動画もリールには向いていないので注意しましょう

テキスト(文章)が多く、動画で見せるべき要素が少ない動画もリールに投稿するのにはおすすめではありません。

周囲に枠線の入った動画も、フルスクリーンで閲覧されることが特徴的なリールには向いていないと言えるでしょう。

【ビジネス】インスタグラムのリールの活用方法

インスタグラムのリールでは、フォロワーの獲得や認知度アップの他にも、確実にビジネスにつなげることができます。

インスタグラムでは様々なリールでのビジネス機能があり、活用することによってさらなる売り上げアップや集客が期待できるでしょう。

インスタグラムのリールで活用できる、ビジネス機能は主に以下の3つです。

  • リール広告
  • ショッピング機能
  • タイアップ投稿

それぞれの機能について、どのような機能なのかを詳しく解説します。

リール広告

リール広告とは、リール投稿とリール投稿の間に流れる広告のこと

広告であっても、通常のリール投稿のような形で広告が流れるのが特徴的です。

最大60秒まで、フルスクリーンの動画広告を流すことができます。

リール投稿を閲覧するような感覚で広告を見てもらうことができるので、よりユーザーがリラックスした状態で内容が刺さりやすいのが魅力です。

広告らしくないため、いやらしくない広告の出し方ができます。

またリール広告の魅力は、こちら側がピンポイントに狙ったユーザーに広告を届けることができるところ。

広告を出す際に、広告を表示するユーザーの「性別」「年齢」「好きなジャンル」などを選びことができます。

特に好きなジャンルを選ぶことができるため、戦略的に広告を出すことができるでしょう。

ショッピング機能

ショッピング機能とは、インスタグラムで商品の購入を行うユーザーをサポートするための機能です。

投稿で記入したものの、なかなか伝わりにくい商品の情報を、インスタグラムがわかりやすく表示してくれます。

「商品名」「値段」など商品情報の詳細や、「購入を商品するためのURL」「商品の他の写真」を表示することができます。

投稿に載せられなかった分までまとめて記載することができるので、ユーザーがよりリアルに商品の検討が行えます

また保存をすることで投稿を保存することができるので、買い物リストに商品を保存するように利用することができます。

リールで商品を紹介するのであれば、ショッピング機能を利用するのがおすすめです。

現在ではインスタグラムを利用しているユーザーの2人に1人が、インスタグラムをきっかけにして商品を購入するとも言われています。

できるだけユーザーが商品を買いやすいようにショッピング機能を活用することで、ユーザーが商品を購入するハードルが下がり、さらなる売り上げが期待できます。

リール投稿で商品の売り上げに誘導したいのであれば、ショッピングタグをつけるようにしましょう。

タイアップ投稿

タイアップとは、インフルエンサーやクリエイターに依頼して商品やお店を紹介する際に必須な機能です。

インスタグラムでのタイアップとは、他のアカウントに企業の商品やお店を代わりに紹介してもらうもの。

拡散機能がないインスタグラムでは、自身のアカウントでは届けられるユーザーに限界があります。

しかし他のアカウントで商品やお店を紹介してもらうことで、自身のアカウントでは届かない多くの人々に情報を届けることができます。

そのため、商品やお店の認知度アップはもちろん、売り上げが上がったり、新規のフォロワーが獲得できたりなどの効果が期待できます。

しかしタイアップ投稿には、「ステマ」にならないように注意が必要です。

ステマとは、タイアップであるにも関わらずそれを隠して投稿を行うこと。

ユーザーを騙す行為になるため、商品の売り上げどころかイメージダウンにもつながりかねない行為です。

そんなステマを防止するためにも、インスタグラムのタイアップ投稿の機能を利用しましょう。

タイアップ投稿として投稿をすることで、テキストや写真に「タイアップであること」を明示しなくても投稿に「タイアップ」と表示されます

ユーザーは、投稿を見る際にタイアップであることが分かりやすいので、より円滑に商品紹介を行うことができるでしょう。