インスタグラムでフォロワー10万人を突破した場合、基本的にはどれくらいの収益があるのでしょうか?

今回はインスタグラムのフォロワー別の収入目安や、収益化する6つの方法などを詳しく解説します。

インスタで収益化するには?

インスタグラムが主要のSNSになりつつある中で、インスタグラムでお金を稼いでいるアカウントも多くあります。

しかし具体的にインスタグラムで収益化するにはどうすればいいのでしょうか?

インスタグラムで収益化する方法について、まずは以下の2点を理解しておく必要があります。

  • インスタグラマーとは
  • インスタで収益化するための条件

それぞれの項目について、詳しく解説します。

インスタグラマーとは

インスタグラムで収益化するにあたって「インスタグラマー」という言葉よく耳にしますよね。

それではインスタグラマーとは、具体的にどのような存在なのでしょうか?

インスタグラマーとは、インスタグラムへの写真・動画の投稿によって多くの人々に影響を与えるユーザーのことを指します

具体的にはインスタグラムのアカウントのフォロワーが多く、投稿に多くのユーザーが閲覧するユーザーのこと。

基本的にフォロワーが1万人以上であると、インスタグラマーと呼ばれると言われています。

インスタグラマーは「インスタグラム内で影響力のあるユーザー」を示すものであり、必ずしも芸能人・著名人であることはありません。

特に近年、インスタグラムの普及に伴い、一般人でも多くのユーザーがインスタグラマーとして活躍しています。

インスタグラマーと似ている言葉として「インフルエンサー」という言葉もよく耳にしますが、影響力のある媒体に違いがあります。

インスタグラマーはインスタグラムで影響力を持っているユーザーのこと、インフルエンサーはSNSにおいて影響力を持っている人物のことを指します。

インスタグラムのみに多くのフォロワーがいる場合はインスタグラマー、インスタグラムだけではなくTwitter、TikTokなどでも多くのフォロワーを獲得している場合はインフルエンサーと呼びます。

またインスタグラマーは、アカウントのジャンルに関係なくフォロワー数が多ければなることができます。

特に美容系やファッション系などのインスタグラマーが多い印象ですが、フィットネスやグルメ系、料理系、節約、投資など様々なジャンルでインスタグラマーになることが可能です。

インスタグラマーは、インスタグラム内で影響力を持っているため、企業からの商品PRなどの案件を受けるようになります。

商品PR案件の他にも、ユーザーが専用のリンクから商品を買うことで報酬が決まるアフィリエイト、広告収入など様々な方法があります。

インスタグラムのアカウントを収益化するのであれば、まずはインスタグラマーを目指す必要があります。

インスタグラマーとして認められ始めれば、収益化するための案件が多く舞い込むことになるでしょう。

インスタで収益化するための条件

インスタグラムのアカウントを収益化するにあたって、いくつかの条件があります。

以下の2点の条件をクリアしていないと、アカウントを収益化することはできないので注意しましょう。

  • フォロワーを買っていないこと
  • プロアカウントであること

それぞれの条件を詳しく解説します。

フォロワーを買っていないこと

まずは、フォロワーを購入して不当にフォロワー数をごまかしていないかどうか、は重要な条件です。

インスタグラムで収益化するためには、フォロワー数がとても大切な要素を担っています。

アカウントのフォロワー数は「影響力を計る基準」として、案件を依頼する企業もとても重視しています。

中にはフォロワーがなかなか増えないアカウントに向けて、フォロワーを販売する専門業者も存在します。

いくら早く収益化したからといって、フォロワーを購入することでフォロワー数をごまかしたとしても収益化することができないので注意が必要です。

購入したフォロワーはただフォローしているだけで、アカウントの発信する情報に興味があり、投稿に積極的にリアクションをしてくれるわけではありません。

そのため、案件を受けたとしても投稿の閲覧数がフォロワー数と比べても少なかったり、商品の売り上げに効果を出せなかったりします。

そのような場合は、企業は案件を依頼してもあまり意味がないため、フォロワーを購入しているアカウントには声をかけません。

フォロワーは、購入するなどの方法をとるのではなく、地道にコツコツと増やしていく必要があります。

ただの数字ではなく、きちんとリアクションをしてくれたりアクションを起こしてくれたりする、きちんとしたフォロワーを集めましょう。

プロアカウントであること

インスタグラムを収益化するにあたって「プロアカウント」に設定しておくことはとても重要です。

インスタグラムでは、プライベート目的で利用するユーザーと、ビジネス目的で利用するユーザーに向けたアカウントがそれぞれあります。

インスタグラムにあるアカウントの種類は、主に以下の通りです。

  • 個人アカウント
  • プロアカウント

プライベートで利用するユーザーは「個人アカウント」、ビジネス目的で利用するユーザーは「プロアカウント」がおすすめです。

個人アカウントは、知り合いや友達と繋がりたかったり、趣味や情報収集などに利用したかったり、収益化を目的としない場合にぴったり。

特に個人アカウントでは、承認されたユーザーにのみ投稿を表示させることができる「非公開アカウント」設定を行えるのが大きな特徴です。

個人アカウントの非公開アカウント設定は不特定多数の人と繋がるのに抵抗があったり、SNSを利用することに不安があったりする方が安心してインスタグラムを利用することができる仕組みです。

プロアカウントは、インフルエンサーや、企業、お店がビジネス目的のためにアカウント運用する際におすすめ。

インスタグラムではビジネス目的で利用しているユーザーのために様々な機能がありますが、ビジネスアカウントに設定することでビジネスに関する機能を利用することができます。

具体的に、プロアカウントにすることで利用できる機能は、以下の通りです。

  • インサイトが利用できる
  • アカウントページに住所、電話、メールアドレスが表示できる
  • アカウントの内容をカテゴリーできる
  • DMの分類ができる
  • DMの返信テンプレートの作成が可能
  • インスタグラム広告を出すことができる
  • ショッピング機能を使えることができる

インサイトとは、インスタグラム内で利用できる分析ツールのこと。

フォロワーの増減率やフォロワーの男女比、リアクションを多く獲得した人気の投稿、多く閲覧された投稿のデータなどをインスタグラムがまとめてくれる機能です。

具体的にインサイトで分析できる項目は、以下の通り。

具体的に、インサイトでチェックすることができる項目は、以下の通りです。

リーチ数投稿を表示したユーザー数
インプレッション数投稿・ストーリーズ・リール投稿・動画・ライブ動画が画面に表示された回数
プロフィールのアクティビティ・プロフィールのアクセス
・外部リンクのタップ
・ビジネス住所のタップ数
・「電話する」ボタンのタップ数
・「メールを送信」ボタンのタップ数
・テキストボタンのタップ数
プロフィールのアクセス数アカウントページを訪れたユーザー数
フィード投稿のインタラクション数「いいね」・コメント数・保存数・シェア数
ストーリーズのインタラクション数「いいね」・返信・シェア数
リール投稿のインタラクション数「いいね」・コメント数・保存数・シェア数
ライブ動画でのインタラクション数コメント数・シェア数
動画のインタラクション数「いいね」・コメント数・保存数・シェア数
アクションを実行したオーディエンスインストラクションがあったアカウントの数
アカウントをフォローしているアカウントの情報・全般
・フォロー数
・フォローをやめた数
・トップの場所
・年齢層
・性別

外部ツールを利用したり、自力で数値を分析したりする必要がなく、インスタグラムでアップした投稿の様々な数値を知ることができます。

そのため、アカウントの現状を知ったり、フォロワーを増やすための対策をしたりする際にとても便利な機能です。

またプロアカウントでは、アカウントページの自己紹介文の欄に「住所」「電話」「メールアドレス」を表示させることができます。

自己紹介文の欄に「住所」「電話」「メールアドレス」を記載させることで、お店や商品に興味を持ったユーザーがすぐにお店の情報を知ることができたり、問い合わせをしたりすることが可能です。

興味を持ったユーザーをすぐに取り込むことができるので、「住所」「電話」「メールアドレス」を記載することで集客や売り上げアップが期待できるでしょう。

プロアカウントに設定することで、インスタグラムでアカウントジャンルをアカウントページで明示できるのも特徴的です。

アカウントをカテゴリーすることで、アカウントページを訪れたユーザーがすぐに「どのようなアカウントなのか」が分かりやすくなります。

アカウントのジャンルや投稿内容が明確であることで、アカウントへの理解が深まり信頼をしやすくなり、フォロワーの増加に繋がりやすいでしょう。

またインスタグラムでビジネスを行なっていると、ユーザーから質問や問い合わせなどのDMをもらう機会が増えます。

プロアカウントにすると、DMのメッセージを「メイン」と「一般」で分類することができ、返信したメッセージと返信していないメッセージを分けて見落としがないように整理することができます。

またDMで返信テンプレートを作成できるのも、プロアカウントの大きなメリットです。

たくさんのメッセージを返信する際に、返信をする人によって内容が文章量に違いがある事態を避けることができます。

よく使う文面や、よくもらう質問に対する回答を返信テンプレートにしておくことで、DMの返信にかける時間を省略することもできるでしょう。

インスタグラム広告とは、インスタグラム内で自分の投稿を優先的に表示してくれ、アカウントの宣伝をすることができる機能です。

ショッピング機能とは、商品の情報をインスタグラムで登録しておくことで、興味を持ったユーザーが値段や商品名を知られたり気軽に商品購入ページにアクセスできたりすることができます。

プロアカウントにすると、インスタグラム広告やショッピング機能を利用できるので、フォロワーの増加や売上のアップが期待できるでしょう。

インスタグラムを収益化するのであれば、プロアカウントへの設定はとても重要です。

プロアカウントに設定することで、アカウントの分析ができたり、フォロワーを増やす手助けになったりすることができます。

プロアカウントは、すぐに設定することが可能です。

プロアカウントの設定方法は、以下の通りです。

「設定」を選びます。

「アカウント」をタップします。

下にスクロールし「プロアカウントに切り替える」を選択します。

アカウントのカテゴリーを選択し「完了」をタップします。

アカウントタイプの選択ができるので、「クリエイター」を選びましょう。

「プロフィール詳細を入力」「他のアカウントをチェック」「友達を招待」「写真や動画をシェア」などの項目が表示されるので、必要があれば操作を行いましょう。

インスタで稼ぐ方法6選

インスタグラムを収益化することについて、インスタグラマーの概要や、収益化するための条件を解説しました。

それでは具体的に、インスタグラムで稼ぐにはどのような方法があるのでしょうか?

現在、インスタグラムでお金を稼ぐ方法は主に以下の6つの方法があります。

  1. ギフティング
  2. PR案件
  3. アフィリエイト
  4. オリジナル商品の販売
  5. アンバサダー契約
  6. 写真の販売

それぞれの方法について、内容、フォロワーの数、収益化するまでの手順などを詳しく解説します。

ギフティング

フォロワー数千人〜
報酬0円
流れ1 DMから案件の依頼が来る
2 運用ルールを確認する
3 商品が送られてきたりイベントに行ったりする
4 運用ルールに従って投稿する

ギフティングは、商品をインスタグラム上で紹介する、PR案件の一つです

通常のPR案件とは違い、ギフティングでは報酬がもらえないのが特徴的です。

ギフティングを行う流れとしては、通常のPR案件と同様ですが、報酬はお金ではなく送られてきた商品。

ギフティングのメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリットフォロワー数が少なくても案件が来る
投稿の有無は任意である
投稿の内容はある程度自由
デメリット報酬がもらえない

ギフティングは、インスタグラムを収益化する方法として最も気軽で自由な点がメリットです。

特にギフティングはフォロワーが少なくても、案件のきやすい収益化方法。

数あるインスタグラマーでも、最初は「ギフティングから始めた」というユーザーも多いでしょう。

ギフティングは、報酬がない代わりに必ずしも投稿をしなければいけないわけではないパターンがほとんど。

そのため、案件を受けて商品を受け取ってから、あまり良い商品ではないと思った場合は無理に紹介をしなくても良いのが特徴。

また投稿の内容に干渉されることも少なく、素直に自分の意見や感想を綴れるのもギフティングのメリットです。

フォロワーがまだあまり数が多くなく、報酬がないからこそ、自由に投稿を行うことができます。

しかし先述した通り「報酬がもらえない」点が大きなデメリット。

商品を無料でもらえるだけで、金銭的なやりとりは発生しません。

まずはギフティングで結果を出してから、本格的な収益化をしていくことができるのも、ギフティングの特徴でもあります。

そのため、まずはギフティングからスタートし、アカウントの収益化を始めるのも一つの手でしょう。

PR案件

フォロワー数千人〜
報酬企業やインスタグラマーによって異なる
流れ1 DMから案件の依頼が来る
2 運用ルールを確認する
3 商品が送られてきたりイベントに行ったりする
4 運用ルールに従って投稿する

PR案件とは、インスタグラムでお金を稼ぐ方法として最もオーソドックスな方法です。

ギフティングとは違い、商品の提供の他にきちんと金銭的なやりとりが発生します。

流れとしては、DMからPR案件の案内がきて、条件が提言されます。

その際に金額や、商品紹介に関する注意事項やルールなどが送られるので入念にチェックしましょう。

金額や注意事項、ルールなどに納得できない場合は、案内が来た際に交渉を行うことができます。

その後、商品が送られてきたりイベントに行ったりして、インスタグラムで投稿を作成します。

作成した投稿は、一度依頼主に見てもらいチェックをしてもらいます。

チェックでOKをもらえれば、投稿をアップし、その後、報酬が確立します。

PR案件のメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット成果が出なくても報酬は一定
デメリット投稿内容についてディレクションがある
案件を受けすぎるとフォロワーが減ってしまう可能性アリ

基本的なPR案件は、固定報酬制です。

「どれくらい閲覧されたか?」「どれくらい売上に貢献したか?」などの成果は、特に問われないのが大きなメリット。

PR案件の依頼が来た時点で、報酬がきちんと明示されて、承諾することで報酬が確立します。

そのため、他の投稿と比べて思ったような成果が出なくても、報酬額は最初に提示されたものなので、安定した金額をもらえるのは嬉しいポイント。

しかし一方、大きな成果を出した場合でも、報酬額は変わらないので注意しましょう。

そのような場合は、過去の案件においての成果をまとめて、依頼が来た時点で交渉を行うことができます。

過去の成果によっては、金額がアップさせることができるため、金額に納得できない場合は積極的に交渉を行いましょう。

ギフティングは、投稿の内容に関してはある程度自由であることが多いですが、PR案件では必ず依頼主からディレクションが入ります。

そのため、投稿を作成したらすぐにアップできるわけではなく、必ず依頼主に送ってチェックをしてもらう必要があります。

自分の投稿をしたい形で投稿をすることは難しく、依頼主の提示するルールに沿って投稿の作成が必須。

中には、自分のアカウントページの世界観に合わない投稿をなければいけないことも。

そのため、アカウントページの世界観に合わない投稿を続けると、アカウントの雰囲気が変わってしまう自体も考えられます。

PR案件は、フォロワーがある程度増えるとかなり依頼が来ますが、受けすぎるとフォロワーが減ってしまう可能性があるので注意しましょう。

自分がフォロワーにオススメしたいと思う案件だけを受ける、案件を受ける頻度を決めて受けすぎないようにする、などの対策が必要です。

自分のアカウントの世界観を守りながら、適切な案件を受けていく手腕が問われるので案件を受けるかどうかの判断は慎重に行うようにしましょう。

アフィリエイト

フォロワー数千人〜
報酬企業やインスタグラマーによって異なる
※ギフティングは0円
流れ1 DMから案件の依頼が来る
2 運用ルールを確認する
3 商品が送られてきたりイベントに行ったりする
4 運用ルールに従って投稿する

アフィリエイトは、インスタグラムでお金を稼ぐ方法であるPR案件の一種です。

基本的なフォロワー数、案件を受けるまでの流れはPR案件と同様ですが、報酬額が決定する仕組みが異なります。

PR案件の報酬は、どれほど成果を出したとしても最初に提示された金額がもらえる「固定報酬制」でした。

しかしアフィリエイトは、成果を出せば出すほど報酬額がアップする「成果報酬制」です。

購入1件、URLのアクセス数によって、○円と報酬が決まっており、フォロワーのアクセスや購入によって報酬額が変動します。

基本的な流れとしてPR案件と異なる点は、案件を受けると依頼主からアフィリエイトの自分専用のサイトURLが送られます。

インスタグラムのフィード投稿、ストーリーズ、ショッピング機能、アカウントページの自己紹介文の欄などの自分専用のアフィリエイトURLを貼り、フォロワーにアクセスを促します。

自分専用のアフィリエイトURLにアクセス、購入してもらうことが「成果」となります。

ある一定の期間で、どれくらい成果を出したかで報酬が決定し、お金を獲得ができる仕組みです。

アフィリエイトのメリットとデメリットは、以下の通りです。

メリット成果を出せば多くの報酬が見込める
デメリットフォロワーが多ければ多いほど成果を出せる
フォロワーを行動させる手腕が問われる

アフィリエイトの大きなメリットは、成果を出せば多くの収入が見込める点で、うまくいけば通常のPR案件よりもお金を稼ぐことができることです。

そのため、フォロワーがあまり多くなくてもフォロワーを行動させる手腕があれば、より多くの報酬が見込めます。

フォロワーに呼びかけることに自信がある方、積極的で熱狂的なフォロワーが多くいる方におすすめの方法です。

しかし、アフィリエイトはやはりフォロワーが多ければ多いほど、成果が出やすいという特徴があります。

そのためフォロワーが少ない場合はPR案件の方が報酬をもらえやすく、よっぽど成果を出すことに自信がある場合を除き、あまりおすすめではありません。

基本的にはPR案件で徐々に成果を出してきてから挑戦するのが、おすすめです。

またアフィリエイトは、実際にフォロワーの行動を促す手腕が問われるのも大きな特徴。

そのためフォロワーが多くても、いつもリアクションをしてくれたり、URLにアクセスをしてくれたりするフォロワーがいない場合は、アフィリエイトで成果を出すのは難しいでしょう。

オリジナル商品の販売

フォロワー何人からでも
※多ければ尚良い
報酬完全歩合制
流れ1 自分で商品・サービスを用意する
2 ネットショップを立ち上げる
3 自分なりに宣伝をして商品を売る

自分で通販サイトを立ち上げたり登録したりして、オリジナル商品を販売しお金を稼ぐ方法があります

ある程度フォロワーが増えたら、自分で商品やサービスを作成したり企画をしたりして、自ら売り込む方法です。

ネットショップや専用の予約サイトを立ち上げ、自分で商品や提供するサービスを用意します。

インスタグラムを通じて、商品やサービスの宣伝を行い、直接フォロワーに宣伝を行います。

販売するオリジナル商品は、自分のデザインの雑貨やハンドメイドのものに限らず、ファッションだったり、占いサービス、カウンセリング、ヨガ・英会話などのオンラインのレッスンだったり、自分ができるものでインスタグラムの利用規約に反していないものであれば、なんでも可能です。

特にインスタグラムのアカウントで、専門性の高いジャンルを扱っていたり、資格を持っていたりすると、かなり行いやすい稼ぐ方法。

またイラストやアートなど、自分にしかないセンスやオリジナリティーによって多くのフォロワーを獲得しているアカウントにもぴったりです。

具体的にオリジナル商品の販売のメリット、デメリットは、以下の通りです。

メリット自分の好きなように投稿ができる
デメリット軌道にのるまでは赤字になる可能性アリ

自分のオリジナル商品のため、今まで通り自分の好きなようにアカウントの投稿を行えます。

PR案件のように依頼者はいないので、作成した投稿をチェックしてもらったり、校正をしてもらったりする必要がありません。

そのため、自分のアカウントページの世界観にあった投稿を続けることができるので、フォロワーが減るなどの心配がないのが嬉しいポイント。

また自分の商品の宣伝も自ら行う必要があるので、自分の好きなように宣伝をすることができます。

やりがいを感じやすかったり、自分のオススメがフォロワーに直接届きやすかったりします。

しかし、オリジナル商品の販売は、軌道にのるまでは赤字になる可能性があるので注意しましょう。

全ての商品の準備や値段設定、梱包作業、商品・サービスのPRを自力で行う必要があります。

商品販売するための知識や、サービス、やり方、経営の方法など、幅広い情報も必要です。

慣れないうちは大変だったり、赤字になったりしますが、その分売れれば売れるほど大きな報酬が見込めます。

アンバサダー契約

フォロワー5万人〜
報酬1契約あたり1ヶ月5万円〜15万円
やり方1 企業からの依頼
2 契約内容を確認し契約

アンバサダー契約は、企業とコラボレーションして商品を開発したり、広告塔になって宣伝活動をしたりすること

アンバサダー契約は、専門性の高いアカウントに依頼が来やすい収益化方法です。

主にアンバサダー契約の案件が来やすいのは、以下のようなジャンルのアカウント。

  • 料理
  • 美容
  • ペット
  • フィットネス
  • ファッション
  • 旅行
  • アウトドア など

様々なレシピを紹介する料理ジャンルは、企業の商品を活用したレシピ考案を依頼されたり、商品の広告に出るような依頼を受けたりします。

美容ジャンルやファッションジャンルでは、ブランドとコラボレーションをして商品を開発するなどの案件が。

フィットネスやアウトドアなどの様々な知識が必要なものも、アンバサダー契約に繋がりやすいジャンルです。

具体的にアンバサダー契約に関するメリット、デメリットは以下の通りです。

メリット報酬額が1件あたり高い
デメリット多くのフォロワーや知名度が必要
長期的な付き合いが前提である

メリットは、アンバサダー契約1件あたり1ヶ月5万円〜という報酬額が高い点です。

一つのアンバサダー契約にあたって、かなりの額の報酬が見込めるのでアンバサダー契約はインスタグラムで収益化するにあたってチャンスでもあります。

しかしアンバサダー契約は、インスタグラム上で知名度が高く、フォロワーが多いアカウントにしか案件が来ません。

広告塔としても活動することになるため、フォロワーは最低でも5万人以上必要と言えるでしょう。

またコラボレーションをして商品を開発したり、様々な広告媒体に出たりするので、長期的な契約が基本的。

一つのアンバサダー契約では、最低でも3ヶ月〜だと考えておきましょう。

写真の販売

フォロワー何人からでも
報酬写真販売サイトによって異なる
流れ写真を写真販売サイトに登録する

インスタグラムに投稿されそうなおしゃれな写真を、専用のサイトで販売することでお金を稼ぐ方法です

インスタグラムは、投稿する際に必ず写真や動画が必要になる、ビジュアルがメインのSNSです。

特にインスタ映えするような華やかでおしゃれな写真や、インパクトの強い目を惹くような写真が人気を集める傾向があります。

そのため、フォロワーを増やすためには写真や動画にこだわることがとても大切。

しかし、中にはカメラの技術やおしゃれな加工方法の技術がなく、インスタ映えする写真の投稿が課題になっていることがあります。

そのような場合に活用されるのは、写真販売サイト。

写真販売サイトで、おしゃれでインスタ映えをする写真を購入し、アカウントで利用することで写真に関する問題を解決することができます。

現在では、様々な写真販売サイトがあり、具体的な報酬の仕組みは写真販売サイトによって異なります。

写真を登録するだけで報酬が得られたり、ダウンロード数に応じて報酬額が決まったり、自分で値段を決めたりするものなど、自分の写真にあったサイトを選びましょう。

写真の販売に関するメリット、デメリットは以下の通りです。

メリットフォロワー数関係なくお金を稼げる
デメリット写真の技術やセンスが必要

写真を販売してお金を稼ぐ方法は、主に「写真家・フォトグラファー」や「動画クリエイター」「ファッションモデル」などが向いています。

写真であればなんでも良いわけではなく、おしゃれだったり、センスの良かったり、インパクトのあったりする写真出なければ売れません。

また画質が良かったり、インスタグラムで使いやすかったりする写真である必要があります。

そのため、ある程度、写真の技術やセンスが必要なので注意しましょう。

しかし、自分のインスタグラムのアカウントにおいてフォロワー数が関係なくお金を稼げるのは大きなメリット。

おしゃれでインパクトのある写真を取ることができるのであれば、まずは写真販売サイトに登録するのも一つの手です。

インスタのフォロワー別収入の違い

インスタグラムのアカウントを収益化する方法について、フォロワー数や流れなどを開設しました。

しかしインスタグラムでの収益化の報酬額に関しては、フォロワー数によって異なる場合がほとんど。

それでは、具体的にフォロワー別の収入の違いはどのようなものなのでしょうか?

  • フォロワー1万人の場合
  • フォロワー5万人の場合
  • フォロワー10万人の場合
  • フォロワー100万人の場合

それぞれのフォロワー数別に、報酬額の違いを詳しく解説します。

フォロワー1万人の場合

おおよそフォロワーが1万人以上を獲得すれば「インフルエンサー」と呼ばれます。

そのため、フォロワー1万人を超えれば、インスタグラムで収益化が可能になるのが基本的。

1,000人以上であってもインフルエンサーとして活動を始めることができますが、インフルエンサーにはいくつかのランクがあるので注意しましょう。

基本的にフォロワー1,000人以上は「ナノインフルエンサー」、フォロワー1万人の場合は「マイクロインフルエンサー」と呼ばれています。

フォロワー1万人を突破すれば、前の見出しで紹介したインスタグラムでお金を稼ぐ方法であるPR案件、アフィリエイトなどの案件が受けられます。

具体的な金額については、やはり企業によって提示される金額によって異なります。

しかし基本的には、1フォロワーあたり○円と決まっており、フォロワー数によって報酬額が前後します。

金額としては1フォロワーあたり、最大1円であることがほとんど。

そのため、フォロワー数が1万人で報酬額が1フォロワー=1円と提示された場合は、1投稿で1万円の報酬が獲得できます。

1ヶ月で10件の案件を受ければ月10万円の収入で、案件を受ければ受けるほど収入が増加します。

フォロワー5万人の場合

フォロワー5万人のアカウントは、フォロワー1万人のアカウントと同様に「マイクロインフルエンサー」と呼ばれます。

基本的には報酬に関する仕組みも、フォロワー数1万人のインフルエンサーと同じ。

1フォロワーの相場としては最大1円と言われています。

そのため、案件で1フォロワー=1円と提示されたのであれば、1投稿で5万円ほどの収入が見込めます。

しかし1フォロワー=1円の金額は、最大金額であるため、基本的にはそれ以下の金額であると考えた方が良いでしょう。

Find Modelの「インフルエンサー実態調査」によると、フォロワー1万〜3万人のインフルエンサーの平均年収は126.7万円と言われています。

月収で計算すると、フォロワー5万人の場合は平均10.5万円ほど

案件をどれくらい受けるかにもよりますが、フォロワー5万人を突破すると平均で10万円ほど収入が見込めるようです。

フォロワー10万人の場合

フォロワー10万人のアカウントは「ミドルインフルエンサー」と呼ばれています。

長くインフルエンサーとして活躍しているアカウントやインフルエンサーを始め、YouTuberや芸能人、著名人などのアカウントなどが、約10万人のフォロワーを獲得しています。

フォロワー10万人の場合であっても、1フォロワーあたりで報酬額が提示される仕組みが基本的です。

また、フォロワー10万人の場合でも基本的には1フォロワーあたり1円であると言われています。

しかしフォロワー10万人以下のアカウントと違うのは、有名であればあるほど相場が上がる可能性がある、ということです。

ちなみにFind Modelの「インフルエンサー実態調査」によると、フォロワー6万〜9万人のインフルエンサーの平均年収は、216.3万円と言われています。

Find Modelの「インフルエンサー実態調査」によると、フォロワー9万〜12万人のインフルエンサーの平均年収は、258.3万円と言われています。

フォロワー6万〜9万人の平均月収は18万円、フォロワー9万〜12万人の場合の平均月収は21.5万円ほど。

受ける案件の数によって、フォロワー10万人の場合は20万円前後の月収が見込めます

基本的に、フォロワー5万人の場合の平均月収は10万円ほどなので、フォロワー数が倍に増えると月収も倍ほどの違いがあります。

フォロワー100万人の場合

フォロワー100万人のアカウントは「トップインフルエンサー」と呼ばれています。

フォロワー数が100万人のアカウントは、日本に200人ほどしかいない、と言われています。

その中のほとんどが、芸能人のアカウントです。

Find Modelの「インフルエンサー実態調査」によると、フォロワー12万人〜のインフルエンサーの平均年収は637.1万円と言われ、平均月収として計算すると53万円ほどと言われています。

1フォロワーで1円として考えると、フォロワー100万人の場合は1回投稿をするだけで100万ほどの収入が見込めます。

1ヶ月に何回も案件を受けると、1ヶ月に何百万円ほどの収入が期待できるでしょう

インスタで収益化しやすいジャンル

インスタグラムには様々なジャンルがあります。

アカウントを運用するにあたって、きちんとジャンルを定めておくことはインスタグラムで収益化するにあたってとても大切です。

インスタグラムで収益化するには、アカウントの専門性を高めることが、どれだけ早く収益化に繋げられるか、どれだけ多くお金を稼げるかに直結します

またアカウントの専門性を高めると、フォロワーが増えやすくなるのも大きなメリット。

アカウントで投稿する内容がブレないようにすることで、ユーザーも「どのような情報を発信しているのか」が分かりやすくなります。

またインスタグラムのアカウントのフォロワー数は、一つの投稿によって変動しがち。

しかし一度フォローをしてくれたユーザーも、投稿内容がブレないことでフォローを解除することなく長期的にフォロワーになってくれます。

またよりジャンルを絞って専門的な内容を投稿することで、アカウントの信頼度もアップします。

アカウントの信頼度をアップさせることで、案件やアフィリエイトを行う際にフォロワーが積極的に反応してくれるようになります。

収益化するにはアカウントのジャンルを定めて、専門性を高めることが重要ですが、収益化しやすいジャンルというものがあります。

まだアカウントの方向性が決まっていないのであれば、収益化しやすいジャンルから方向性を定めるのも一つの手です。

主に、収益化しやすいジャンルは以下の通りです。

美容系美容方法や、おすすめのコスメやスキンケア用品などを紹介するもの。
女性に大人気のジャンル。
ダイエット・フィットネスダイエット方法や、フィットネスを紹介するもの。様々な収益化方法が可能なジャンル。
恋愛恋愛の悩みを取り上げたり、アドバイスをしたり、恋愛の格言を発信したり、恋愛エピソードを集めたりするジャンル。
節約術節約術や日常生活に活用できるお得な情報を発信するジャンル。主に主婦に人気を集める。
子育て子育ての情報を発信するジャンル。主婦や家族に人気。
副業やビジネス副業やビジネス、投資運用などお金の情報を発信するジャンル。男女関わらず幅広いインスタグラムユーザーから人気を集める。
料理・グルメ料理のレシピを発信したり、おすすめのお店などグルメを紹介したりするジャンル。
占い占いなど、スピリチュアルな内容を扱うジャンル。女性に人気。

インスタグラムの基本的なジャンルである、美容系はPR案件やアフィリエイト案件に最も繋がりやすいと言えるでしょう。

しかし、人気であるがゆえに、他のアカウントとの差別化が測りにくい、フォロワーが増えにくいなどのデメリットがあるので注意しましょう。

そのほかにもダイエット・フィットネス、恋愛、節約術、子育て、副業やビジネスなどのジャンルも狙い目。

中にもダイエット・フィットネス、副業やビジネスなどのジャンルは、自らノウハウを伝授するなどのサービスの販売にも繋げやすいのも大きなメリットです。

またジャンルによって、収益化する方法が異なるので、収益化する方法からジャンルを決めるのも一つの手

具体的なアカウントのジャンルの詳細は、以下の通りです。

美容系アフィリエイトやPR案件を受けやすく、報酬単価も高いという特徴がある。
ダイエット・フィットネスダイエット食品やジムなどの紹介をするアフィリエイト・PR案件、自分のトレーニング動画を販売するなどの収益化ができる。
恋愛マッチングアプリのアフィリエイトや、恋愛相談、コンサルでも収益化に繋げやすい。
節約術商品を楽天のおすすめ商品などのアフィリエイトに繋げることができる。
子育て幼児教育関係のもの、おもちゃなどのアフィリエイトが受けられる。
副業やビジネスカード、口座開設などのアフィリエイトが受けられる。NISAや副業のテクニックを販売することもできる。
料理・グルメお店を宣伝するPR案件に繋がることもある。
占い占いサイトのアフィリエイトに繋がる。自分が占いをするのであれば、オリジナルグッズを販売する方がおすすめ。

アフィリエイトやPR案件を中心に行いたいのであれば、美容系、節約術、子育て、料理・グルメのジャンルがおすすめ。

様々な方法で収益化したいのであれば、ダイエット・フィットネス、副業やビジネス、占いなどのジャンルが最適です。

基本的にダイエット・フィットネス、副業やビジネスは自分のノウハウを販売するなどの稼ぐ方法があります。

自分でオリジナルグッズを販売したいのであれば、占いジャンルがおすすめです。

インスタのフォロワーを増やす方法

インスタグラムで収益化するのであれば、フォロワーの数がとても重要です。

SNSにおいてアカウントのフォロワー数というのは「アカウントの価値」を示すもの。

フォロワー数が多ければ多いほど、影響力の高いアカウントだと認識され、PR案件やアフィリエイト、アンバサダー契約などの依頼が来やすくなります

またフォロワー別収入の違いでも紹介しましたが、フォロワー数によってかなり収入額が異なります。

そのため、インスタグラムで収益化を目指すのであれば、フォロワーを増やすことを最優先に行う必要があります。

それでは、インスタグラムでフォロワーを増やすにはどうすればいいのでしょうか?

インスタグラムのフォロワーを増やすには、いくつかの方法があります。

  • 投稿の内容を充実させる
  • 投稿頻度を意識する
  • 写真や動画をおしゃれに
  • ストーリーズを有効活用する
  • インスタライブを行う

それぞれの方法について、詳しく解説します。

投稿の内容を充実させる

まずは、投稿の内容を充実させ、アカウントの質を高めることが最も重要です。

インスタグラムでは、Twitterのリツイートや引用リツイートのような拡散機能はありません。

Twitterでは、リツイートや引用リツイートなどの拡散機能があるので「バズる」感覚でフォロワーを増やすことができます。

もともとフォロワー数が少なくても、一つのツイートが多く拡散されれば、それだけで人気を集めたり認知度をアップさせたりすることが可能です。

しかしインスタグラムでは拡散機能がないので、地道なアカウント運用が必要になります。

インスタグラムでは、まず投稿をアップするとフォロワーのタイムラインに表示され、真っ先にフォロワーに届けることができます。

フォロワーから「いいね」やコメント、保存などのリアクションを多く獲得することで、インスタグラムから「有益な投稿だ」と認知されます。

「有益な投稿だ」と認知されることで、発見タブなどでフォロワー以外のユーザーに優先的に表示されます。

フォロワー以外のユーザーに優先的に表示されることで、多くのユーザーに投稿が届き、新規フォロワーの獲得が期待できるでしょう。

そのようにインスタグラムでは、まずは投稿をしてフォロワーに見てもらうことが新規フォロワー獲得のカギ。

しかしただフォロワーに見てもらうだけではなく、フォロワーから「いいね」やコメント、保存などのリアクションが多くもらえないと、フォロワー以外のユーザーに表示される機会に恵まれません。

そのため、投稿の質をアップさせることが、新規フォロワーの獲得につながるのです。

ジャンルをきちんと定める、フォロワーにするターゲット層を決めるなどの、アカウントの方向性を決めておくことが大切です。

特に「誰に向けて投稿を行うのか」の部分を明確にし、性別・年齢・悩み・ニーズなどのターゲットを決めてから運用を行うようにしましょう。

またライバルアカウントの研究をすることで、アカウントの質を向上させることができます。

ライバルアカウントでどのような投稿が人気あるのか、どのようなユーザーをフォロワーにしているのか、などを分析しましょう。

またライバルアカウントが行なっていない投稿や情報を、アカウントの方向性がブレない程度に挑戦するのもフォロワーを増やすコツです。

投稿頻度を意識する

インスタグラムのアカウント運用では、投稿頻度を意識することがとても大切です。

しかし投稿頻度は高ければ高いほど良いわけではないので、注意しましょう。

また投稿頻度は低いのも、アカウントに対してマイナスに作用するので注意が必要です。

投稿頻度が低いと「活動していないアカウント」という印象を抱かれます。

そのため、せっかく興味を持ってくれたユーザーもフォローを遠慮してしまいます。

またフォローをしてくれたユーザーも、あまりにも投稿頻度が低いと「サボっている」という印象を抱かれて、フォローをやめてしまいます。

しかし投稿頻度が高いと、タイムラインに投稿が表示される回数が増えるため「しつこい」と思われてしまうことも。

あまりにも頻繁にタイムラインに投稿が表示されることで、ユーザーが他の投稿を見られなくなったり、見逃したりしてしまう自体を招き、投稿のアップが邪魔に感じてしまいます。

そのため、投稿頻度は高すぎず低すぎずの基準を保つように意識しましょう。

基本的にインスタグラムの投稿頻度としては、2〜3日に1回ほどの頻度が最適だと言われています

2〜3日に1回ほどの頻度であれば、頻度が低いことも高いこともありません。

2〜3日に1回以上の投稿をしたいのであれば、フィード投稿だけではなく、ストーリーズなどの投稿方法を活用してみましょう。

写真や動画をおしゃれに

インスタグラムは、写真や動画をメインにする視覚的なSNSです。

投稿するのであれば、必ず写真・動画をつけて投稿必要があり、他のSNSのように文字だけの投稿をすることはできません。

情報を発信するのも、情報を収集するのも、基本的に写真・動画から視覚的に行います。

またインスタグラムの投稿を見ていると、文字よりも写真・動画が強調され、大きな面積を占めています。

そのため、ユーザーの目を惹く写真・動画を投稿できるかどうかで、どれだけ食いついてもらえるかが決まります。

写真・動画をおしゃれにしたり、インパクトの大きいものにしたりして、写真・動画をこだわることはインスタグラムにおいてとても重要です。

写真・動画をこだわることで、ユーザーの閲覧数が増えたり、リアクション数が多くなったりするなどのメリットがあります。

しかし、アカウントの内容によって、写真・動画のこだわり具合は調整しましょう。

美容やファッション、商品をアップするものであればおしゃれで洗練された写真・動画、レシピやフィットネスなどのノウハウを説明するものであればシンプルでわかりやすくするなどの工夫が必要です。

撮影した写真・動画が物足りない場合は、フィルターを利用したり、文字や絵文字などを入れて加工をしたりして対策を行いましょう。

おしゃれな写真は、小物を買って飾り付けをするのもおすすめ。

どうしてもインスタ映えする写真を撮れない場合は、写真販売サイトを利用して、インスタグラム用の写真を購入するのも一つの手です。

特にフィード投稿は、タイムラインに表示されるものであり、アカウントページに残り続けるものです。

フォローを迷っているユーザーは、アカウントページに訪れ「どのようなアカウントなのか」をチェックして、フォローするかどうかを検討します。

そのため、フィード投稿の写真・動画は、フォローするかどうかの判断基準になります。

特にフィード投稿の1枚目には、おしゃれだったり引きのあったりする写真・動画を選ぶようにしましょう。

またアカウントページを魅力的にするためには、写真・動画に統一感を持たせることがとても大切です。

写真・動画の加工やフィルターを同じにすると、色味などに統一感が出るのでおすすめ。

ストーリーズを有効活用する

インスタグラムのオーソドックスな投稿方法はフィード投稿ですが、近年ではストーリーズが主要な投稿方法になりつつあります。

ストーリーズは投稿後24時間のみ公開される投稿方法で、タイムラインの上部にあるストーリーズトレイに表示されます。

新規投稿をした際には、アイコンのみがストーリーズトレイに表示され、アイコンをタップしてストーリーズを開くまでどのような写真・動画なのかがわからないのが特徴的。

フィード投稿は写真・動画にサイズの制限がありますが、ストーリーズは画面いっぱいのフルスクリーンでの投稿が可能です。

またフルスクリーンでなくても、好きなように写真・動画の大きさを調整でき、投稿する写真・動画がある程度自由であるのも大きなメリット。

インスタグラムでフォロワーを増やしたいのであれば、フィード投稿のみに力を入れるのではなく、ストーリーズにも力を入れるようにしましょう。

近年では、タイムラインを開いたときに上部にストーリーズトレイが表示されるので、ユーザーはフィード投稿よりもストーリーズを先にチェックするとも言われています

そのため、フィード投稿を閲覧するよりもストーリーズをチェックする方がユーザーにとってハードルが低く、フィード投稿よりも見てもらいやすいというメリットがあります。

ストーリーズをいかに活用するかどうかで、新規フォロワーが増えるかどうかが決まると言っても良いでしょう。

具体的にストーリーズの活用方法は、以下の通りです。

  • 新しいフィード投稿のアップを宣伝
  • 最新情報などをすぐにユーザーにお知らせ
  • イベントをストーリーズのカウントダウンで盛り上げる
  • フォロワーから質問を集めたり、質問をしたりして交流
  • インスタ映えしない写真・動画の投稿

ストーリーズの最も有効的な活用方法は「新しいフィード投稿のアップを宣伝」すること

ストーリーズに新しく投稿したフィード投稿の存在をアピールすることで、フォロワーがフィード投稿を見逃すことなくチェックしてくれます。

どうしてもフォローしているアカウントの数が多いと、フィード投稿がアップされても見逃されがちなので、そのようなユーザーに確実にフィード投稿を届けることができます。

また商品の再入荷や、新商品の販売、営業時間の変更などの最新情報は伝わりやすいのも、ストーリーズの特徴です。

躍動感のある情報を届けることができるので、フィード投稿よりも情報をユーザーに訴えられるでしょう。

24時間で自動的にアーカイブに移動するため、ストーリーズで投稿後に変更があっても後腐れしにくいなどのメリットがあります。

またストーリーズでは様々なスタンプがあるため、フォロワーと交流することができます。

カウントダウンスタンプでは入力した日時までのカウントダウンを行ってくれ、ユーザーがストーリーズを開いた時点からのカウントダウンを表示する仕組み。

そのため、大きなイベントなどの盛り上げたいものがあるときにストーリーズでアピールすることができます。

さらにはユーザーから質問を集めることができる質問スタンプ、いくつかの選択肢からアンケートを取れるアンケートスタンプ、自由にメッセージを集められるスタンプなど、様々な種類のスタンプが。

ユーザーの質問に答えて集客や売り上げにつなげたり、交流することでユーザーに良い印象を持ってもらったり、ニーズを知ることができたりします。

またストーリーズは、フィード投稿とは違い投稿して24時間が経てば自動的に非公開になります。

ストリーズトレイに表示されているアイコンをタップするまでは、どのような写真・動画なのかがわかりません。

そのため、ストーリーズはフィード投稿としてアップするには「インスタ映えしない」「アカウントの世界観を崩してしまう」ような写真・動画を投稿できるのも大きなメリットです。

スタッフの様子など、商品ができるまで、商品が運ばれるまでのバックボーンや、ブランドのコンセプトやお店の様子などを伝えるのに最適です。

24時間経過後も表示させたいのであれば、ストーリーズハイライトに設定して、アカウントページからいつでもチェックできるようにすることもできます。

インスタライブを行う

インスタライブは、インスタグラム上で行えるライブ配信です。

インスタライブをスタートさせると、タイムラインのストリーズトレイに「LIVE」マークと共に表示されます。

インスタライブの投稿の方法も、ストーリーズの投稿画面からボタン一つで簡単に行えます。

ストーリーズの投稿と同様に、インスタライブは画面いっぱいのフルスクリーンでの投稿。

閲覧するユーザーは「いいね」などのハートマーク、コメントを送信することができます。

インスタライブの「いいね」は、他の投稿方法と違い履歴には残らず、インスタライブをお盛り上げるために押されるもの。

コメントは新着順にどんどん更新され、「いいね」と同様に履歴には残りません。

フォロワーを増やすためにインスタライブをすることには、ユーザーとの「親密度」をアップさせるというメリットがあります。

インスタライブをフォロワーが訪れると、フォロワーがあなたのアカウントページに関する滞在時間が増えます。

アカウントに対する滞在時間が増えると、インスタグラムから「親密度の高い」と判断されます。

親密度が高いと判断されることで、投稿をアップすると優先的に表示されるようになります。

特にタイムラインに投稿が表示される順番は、時系列順ではなくインスタグラムから親密度が高いと判断された順番です。

親密度は投稿にどれだけ「いいね」を送ったり、コメントや保存をしたりするだけではなく、アカウントページの閲覧やインスタライブへの滞在時間も加味されます。

親密度が高くないとタイムラインでも優先的に表示されず、せっかく投稿をしたのにユーザーに見てもらえない、という事態を招くことも。

ユーザーに見てもらえないと、「いいね」やコメント、保存が集まらず、インスタグラムに「有益な投稿」と見てもらえなくなります。

すると、フォロワー以外のユーザーに投稿が届きにくくなるので、新規のフォロワーが増えにくいでしょう。

そのため、インスタライブを行なってユーザーがアカウントへの滞在時間を多くすることで、親密度を高くすることが大切です。

またインスタライブには、親密度をアップさせる以外にも、フォロワーとリアルタイムでコミュニケーションが取れる、というメリットがあります

閲覧者は投稿者に気軽にコメントをくることができ、知りたいことや伝えたいことをリアルタイムで伝えることができます。

そんなユーザーの質問や意見に応えることで、ユーザーのニーズを知れたり、ユーザーから良いイメージを得られたりすることができます。

また新商品をインスタライブで紹介したり、お店の様子をインスタライブで紹介したりなどの活用方法も。

さらに、他のインスタグラマーとインスタライブでコラボをするのも、新規フォロワーを獲得するコツです。

他のインスタグラマーのフォロワーがインスタライブを見てくれるので、興味を持ってくれたり、認知してくれたりするなどのメリットがあります。

インスタライブは、別々の場所にいても画面を2等分してコラボすることができるので、わざわざ一緒にインスタライブをする必要がないのも嬉しいポイント。

しかし、自分のアカウントページのジャンルや内容、雰囲気に全く関係のないインスタグラマーとコラボをしても、フォロワーの増加には繋がりにくいので注意しましょう。

全く自分のアカウントに関係のないインスタグラマーのフォロワーは、なかなか自分のアカウントにも興味を持ってくれにくく、新規のフォロワーには繋がりません。

一時的に増えたとしても、その後の投稿に興味がないため、すぐにフォローを解除してしまう可能性も。

そのため、コラボをする相手は慎重に検討するようにしましょう。

インスタで稼ぐ際の注意点

インスタグラムの収益化する方法や、収益化するためにフォロワーを増やす方法などについて解説しました。

しかし、インスタグラムで稼ぐ際にはいくつかの注意点があるので、収益化する前に気をつけておく必要があります。

具体的にインスタグラムで稼ぐ際の注意点は、以下の通りです。

  • 案件を受けすぎない
  • ステマ投稿はしない
  • 詐欺を行うアカウントに注意
  • 確定申告を忘れずに

それぞれの注意点について、詳しく解説します。

案件を受けすぎない

インスタグラムで稼ぐ方法としては、商品やサービスをフォロワーに向けて投稿を紹介するPR案件が最もオーソドックスな方法です。

PR案件は基本的に1フォロワーあたり最大1円の報酬で、フォロワーが10万人いれば1投稿で最大10万円の報酬が見込めます。

そのため、PR案件は受ければ受けるほどお金を稼ぐことができますが、PR案件の受けすぎは逆効果になるため注意しましょう

PR案件は、アカウントページの雰囲気や世界観、投稿の内容に合う案件であれば問題がありません。

しかし、アカウントに合わない案件であればフォロワーが減ってしまうことも。

案件を受けすぎるとアカウントの方向性がブレてしまうので、案件は受けすぎないように気をつけましょう。

案件の内容をきちんと確認し、受けるかどうかを慎重に検討することが長くアカウントを続け、収益化するためにとても大切です。

ステマ投稿はしない

インスタグラムの主流の収益化する方法であるPR案件ですが、必ず「PRであること」を明示する必要があります。

ステマとは「ステルスマーケティング」の略で、案件であることを隠して商品やサービスの宣伝を行うことです。

ステマは、宣伝であることを消費者に知らせないので、インスタグラマーが本当に評価しているものとして受け取られます。

そのため、PRであることを隠して案件を行う方が効果的であると思われがちですが、ステマ投稿はユーザーを騙す行為です。

2023年からは2年以下の懲役、300万円以下の罰金または併科が課せられる可能性があります。

またインスタグラムでステマをすると、炎上する可能性も高くなります

ユーザーからの信頼を失うためフォロワーも減り、マイナスイメージがつくためもう一度アカウントを軌道に乗らせることは難しくなるでしょう。

必ずPR案件では、ハッシュタグで「#PR」と記載する、キャプションなどでタイアップであること、依頼主である企業のアカウントをタグ付けするなどを忘れずに行う必要があります。

詐欺を行うアカウントに注意

インスタグラムで収益化する方法が浸透してきたこともあり「インスタグラムでお金を稼ぎたい」と考えるユーザーも多くなっています。

そのようなユーザーに向けて、インスタグラムでは詐欺などを行う悪質なアカウントがあるので注意が必要です。

「稼ぐ方法を教える」という項目でセミナー料を請求する、電子メールからクレジットカード番号などの個人情報を盗み取るフィッシング詐欺などがあります。

特に「#副業」「#お小遣い稼ぎ」などのハッシュタグや「楽に稼げる」などの謳い文句のあるアカウントには気をつけましょう。

また、ある程度のフォロワーを集めると、案件の案内が届きますが、そのような依頼主にも詐欺を働く悪徳業者もいるので注意が必要です。

悪徳業者に引っかかってしまうと、個人情報を入力させられて悪用されたり、投稿をしても報酬が支払われなかったりなどのトラブルが起こる可能性があります。

インスタグラムでの案件は、DMから依頼が来るので、なかなか信頼できる業者なのかどうかの基準がつきにくいのも難しいところ。

基本的には、以下のような依頼は怪しいので警戒をするようにしましょう。

  • LINEや他のサイトに誘導させる
  • 業務内容が明確に書かれていない
  • 個人情報の入力を求めてくる

インスタグラムでお金を稼ぎたいと焦ると、詐欺やフィッシングに引っかかってしまう可能性があるので注意しましょう。

確定申告を忘れずに

インスタグラムで収入を得るのであれば、報酬をきちんと申告をする必要があります。

基本的に、インスタグラムでお金を稼いでいる方は、本業があって副業としてインスタグラムのアカウントの運用をしている方がほとんど。

「副業であれば申告をする必要がない」と思われがちですが、副業であっても収入を得たのであれば適切に申告をする必要があります。

しかし、確定申告が必要なのはインスタグラムでの収入が「20万円を超えた場合」だけ

インスタグラムでの収入が20万円を超えていない場合は、確定申告の必要がありません。

20万以上の報酬をもらっているにも関わらず、確定申告をしない場合は無申告加算税や重加算税、延滞税といった罰則が科せられるので注意しましょう。